2008年09月13日
皆さんへ
報道でご存知の方も多いかもしれませんが、私の妹-美紀-が
交通事故に遭い、先週9月5日金曜日の午後、他界しました。
高校のバレー部で一生懸命頑張っていた美紀。
私が帰省する度に、明るい笑顔で迎えてくれた美紀。
歳が離れていた美紀は、どうしようもないほど可愛くて、
小さい頃からいつも私とふたりの兄たちで美紀の奪い合いを
していたことを思い出します。
心の傷が癒えるまでには、まだしばらくの時間がかかりそうです。
ただ、17歳という若さで短い一生を終えなければならなかった美紀のためにも、
私がいつまでも悲しんでいるわけにはいかないんだと思っています。
今年7月のジャパンレディースでタケさんと私が初優勝をした時、
普段はほとんどビーチバレーの話をしなかった美紀が、
「優勝おめでとう!よかったね!」と自分のことのように喜んでくれました。
私がビーチバレーで頑張ることをあんなに喜んでくれたことが嬉しかった…。
だから私はビーチに戻ります。
4年後、美紀をロンドンに連れていくために。
金曜日の夜、美紀が長い時間苦しい毎日を過ごして頑張り続けた病室から、
久しぶりに家に帰ってきました。
とても穏やかな表情をしていて、美紀が苦しみから解放されたんだと思った私は、
不思議と嬉しいような気持ちになり、美紀とたくさんたくさん話をしました。
小さい頃のこと。
家族のこと。
そして、これからのことも…。
美紀のぶんまで、残された私たちが精いっぱい生きなくちゃ。
美紀もそれを望んでいます。
9月13日からの福井大会に出場します。
結果はどうあれ、前を向いて歩いていきたい。
美紀がきっと力をくれる。
応援してくださる皆さんも、きっと力をくれる。
先週の岡山で突然の棄権をしてしまったことでガッカリさせてしまった皆さんと
たくさんの関係者の皆さんへのお詫びの気持ちもこめて、
精いっぱいのプレーをしたいと思います。
これからも、西堀・浅尾ペアを変わらず応援していただけることを
心から願っています。